野田ともうします。(6)

 「押すと何がおこるかわからないボタン・・・。もしかしたら世界が滅ぶかもしれないボタン・・・」

「あああ・・・」

「・・・野田さん、震えているのね・・・」

「・・・このボタンがおそろしくて・・・」

「いいえ、野田さん。あなたがおそろしいのは、そのボタンじゃなく、世界が滅亡するボタンだとしても、それを押したくてたまらなくなっている自分の心でしょう?」

「ああ・・・あ・・・・・・!!」

 

 密室にボタンひとつだけ置いておいたら人間どうするのかという実験ビデオとかあったら結構売れそうな気がする。