隠密包丁~本日も憂いなし~(4)

 現在、東京には約三千二百軒の蕎麦屋があるという。一方、江戸は最盛期で約四千軒。(中略)人口を比較してみると、現在の東京に千三百万人以上が暮らしているのに対し、江戸はわずか百五十万から二百万人だった。江戸でいかに蕎麦が人気の食べ物であったかが分かる。

(中略)当時はつなぎを使わず、蕎麦粉100パーセント。そのため、非常に切れやすく、鍋で茹でるのは難しかった。では、どうやって食べたかと言えば、蒸していたのである。現在、蕎麦屋で〝もり〟や〝ざる〟を注文すると、蒸篭に乗って出てくるのは、この頃の名残りというわけだ。

 

隠密包丁~本日も憂いなし~(4)完 (ニチブンコミックス)

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 昔は洋食もなかったし、江戸の人たちにとって外食といえば第一に蕎麦が来る時代があったんだなあ・・・。今の人口基準で考えれば東京に三万軒以上の蕎麦屋があるってことでちょっと想像もできない数・・・。

東京中のコンビニ全店舗くらいの蕎麦屋が江戸時代にはあったということかな。

もりそばやざるそばが蒸篭に乗って出てくるのも江戸時代のそばを蒸していた時代の名残りがそのまま現代まで残っているというのも面白いですね。