【コミック版】荒野に獣 慟哭す 4

「森・・・」

「はい?」

「男は女を守らなくてもいいんだぞ」

「は?」

「女って生き物はな、甘やかしゃどこまでも甘ったれるが、逆境なら逆境でどこまでも強くなれるんだよ。

 ガキだってそこは変わらんぞ。ああいう幅は男にはねえなあ。まあ当たり前だ、オスとメスとじゃ生命体としての完成度が違う。

 不完全なものが完全なものを守る必要も、いたわる必要もねえんだよ、本当はな・・・」

  

映画「エヴェレスト 神々の山嶺」が公開中の夢枕獏原作小説をコミカライズ化した本作。

夢枕獏の原作ってあまりにも濃密すぎて映画だと時間的にも表現しきれないところがあると思う。

その点、マンガ化することによって、文章の濃密さが上手く映像として処理され、夢枕獏が本当に言いたかったことが正しく伝わる気がする。