電波的な彼女―愚か者の選択

「昔はさ、ヒーローが本当にいると思ってたよね。悪い奴をやっつける正義の味方がいて、みんなを守ってるんだって」

「ガキの頃はな」

「でも大人になると、本当はそうじゃないってことを知る。この世に悪の手先はいるけど、正義の味方はいないという現実をね」

「それが大人になるってことだろ」

(中略)

「不思議だよね。どうして実在しないものを、子供たちに信じさせるんだろう? 本当は何処にもいない正義の味方を、いると信じさせるんだろう?」

  

 もし、この世に警察なんて組織がなかったら、代わりに正義の味方は現れるのだろうか。

それとも悪の手先が跋扈する世界になるのだろうか。

警察が存在し、法律が支配する世界になっても悪は暴力団みたいな形でつるみ存在しているわけですからね。