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ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

「自分が死ぬかもしれないのに危ない場所に飛び込んでくのは・・・・・・、どうして、なんすか」

 絞り出すような声を聴いて、和磨の胸が痛む。

 老人はまるで疲れ目の人がそうするように、片手で眼鏡を外し、もう片方の手で、眉間を軽く揉んだ。そして顔を上げると、湊を正面から見据える。

「どんな時も、人間を救うことができるのは、人間だけだからだ」

 

 中村一という作家は佳品・佳作の人だと思う。

とんでもない傑作や名作を書くことはないのだけれど、読んだ後にしみじみとした余韻が残る作品を作り上げることが出来る。

思えば、覚醒遺伝子シリーズも、そういう作品だったなと。 

 

  

空を継ぐもの―覚醒遺伝子 (電撃文庫)

空を継ぐもの―覚醒遺伝子 (電撃文庫)

 
めぐりあう鼓動―覚醒遺伝子 (電撃文庫)

めぐりあう鼓動―覚醒遺伝子 (電撃文庫)

 
?覚醒遺伝子? 時かける翼 (電撃文庫)

?覚醒遺伝子? 時かける翼 (電撃文庫)