天獄 2―HEAVEN’S PRISON

「人間はいいねぇ」

「はァ?」

「死ぬことができるんだから」

「何言ってんだ、あンた?」

「だって死ぬからこそ懸命に生きられるんだよ。いつかは死ぬからそれまでは楽しく生きたい、いい暮らしがしたい。彼女が彼氏が欲しい etc etc。そうして・・・夢を見るんだ。

 うらやましいなぁ、ボクはとりたててやりたいことも夢もないから。だって切羽詰まってないんだもの」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・いい『世界』だよねェ。血をくれる人間は溢れるほどいて、まるで天国だよ。

 でもね、2千年生きてきて死にそうなメには何度もあったけど、死ねなかった。

 死ねないってことはこの『世界』に囚われているってことだよ。

 牢獄なんだ。逃げられない。

 世界はボクの天獄なのさ」

 

 

 2004年に第1巻が出てから最終巻の12巻が出たのが2015年。

10年以上に渡って描かれた吸血鬼マンガもこれにて完結。

最終巻の風呂敷の畳み方は正直ちょっと不満もありますけど、

読んでいない人は完結を機に一気読みするのもオススメかと。

 

この2巻はマンガ史上最も美しい音使い5人組の活躍が楽しめます。