母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

なんていうか、「死」は順番だと思うんだ。

(中略)

いつか俺は死んで、この世から急にいなくなる。

もろくてまっ白な骨だけになるんだ。

でもその頃はもう、痛いとか苦しいとか、この世の面倒なことからも解放されていて、きっとそんなに悪い気分ではないはずだよ。

だから可哀想だなんて思わなくていい。

悲しくてやりきれないのはね。

それはきっとまだ君の中で「死」と「寂しさ」がまぜこぜな状態だからなんだろう。

それも一年もするとね、寂しさと切り離した「死」を少し離れたところから考えるようになる。

(中略)

「死」を客観的に捉える意識を持ちなさい。

「死」について君が考えれば考えるほど、「死」には意味が追加されていくんだ。

(中略)

親の死には子供の人生を動かすだけの大きな力がある。

悲しい悲しいと泣いていても、気がつけば新しいことが動き始めたりするものなんだ。

ある日の別れの経験が、君の重かった腰を持ち上げるんだよ。

(中略)

俺の死は君のペダルを押し込む。

俺の死は君を前に進ませるんだ。

そうやって俺は死にたいと思っているよ。

 

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS)

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS)

 
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

 

 なかなか衝撃的なタイトルですが実際に母の骨を食べたのかというと食べていないので拍子抜け感があった。

兄に「分骨したら母が成仏できなくなる」と言われただけで、母の骨を食べるのを諦めるくらいなら、タイトル別のにすれば良かったんじゃないかなと。