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ぼくと魔女式アポカリプス〈2〉Cradle Elves Type

「つもり、では駄目だ・・・・・・今はもう、羞恥を隠しても無駄だと思う。だからはっきり言おう。意思を持って選ばねば、選択など無意味なのだ。なぜだかわかるか?」

「・・・・・・いや」

(中略)

「必ず後悔するからだよ! その選択の正誤に拘らずな!」

(中略)

「当然の話だ。しかし、それを真に実感しているものは少ない。選ばなかった未来に到達できるものがいない以上、選択肢には間違っている可能性が絶対に残り、同様にその正しさを絶対に証明できない。だからこそ、間違っている可能性も含めて、それでも正しさを信じてこれを選んだのだという意思がーー覚悟が必要になる」

 

ぼくと魔女式アポカリプス〈2〉Cradle Elves Type (電撃文庫)

ぼくと魔女式アポカリプス〈2〉Cradle Elves Type (電撃文庫)

 

 「何を、間違えた?」

「何もしなかったこと。自分は悪い子で、だから何もできなくて、何をしても無駄で、何もするべきではないのだとーーそう思い込んで、何もしなかった。結果、わたしは大事なものを失くしました。母親を失いました。優しい父親を失いました。昔のわたしには、当然の帰結です。わたしに見えた道は、ただそれだけだったからーーでも」

(中略)

「でも、今は違います。わたしは子供で、弱いままですけど・・・・・・知っています。それでもまだ、わたしに戦える力があること。戦うっていう、道があること」

「・・・・・・それに、どんな意味がある」

「後悔しないという意味が。道のなかった過去と比較して、初めて、わたしにはわかりましたーー『選べること』は、物凄く価値があることなんだって。後悔するかしないかを、自分の意志で、自分の責任で、考えられるから」

 

 血みどろ魔女戦争シリーズ第二巻。

相変わらず容赦のない西尾維新というか、スプラッター描写に躊躇のない作家さんだなあ・・・。

西尾維新ならオシャレさで、そういう無用な残酷描写を避けると思うんだけど、

それができないというのも作家性の表れなのかね。

  

kaitoster.hatenablog.jp