覇剣の皇姫アルティーナII

「あははっ・・・・・・じゃあ、あっちでは赤色が不人気なのかしら?」

「明るい赤は下品だと思われてて、暗褐色が使われてるみたいだ」

「下品なんだ・・・・・・」

 アルティーナが自分の髪をつまんで眉をひそめた。艶のある鮮やかな赤色をしている。

 レジスは手を左右に振った。

「僕は下品だなんて思わないよ・・・・・・その・・・・・・すごく綺麗だ」

「え?」

「あ・・・・・・いや・・・・・・」

「もう一度、もう一度」

「いやいや・・・・・・」

「もう一度、もう一度」

「いやいや・・・・・・」

 

覇剣の皇姫アルティーナII (ファミ通文庫)

覇剣の皇姫アルティーナII (ファミ通文庫)

 

 皇帝と庶民の間に生まれた第四皇姫ということで、辺境軍の司令官に甘んずる皇姫と、

同じく負け戦で唯一生き残った武官ということで責任を負わされ辺境へと左遷された軍師の少年。

2人は互いに手を取り合って皇帝の地位を目指すことになるーー。

 

2巻である今作では明らかに「銀河英雄伝説」のイゼルローン要塞攻略戦をモデルにした戦いやら、

作中で主人公である軍師が読んでいる本が、桜庭一樹の「GOSICK」 だったりと、

作者の趣味が全開になっているのが面白かった。

 

銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)

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