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GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―

「すべては、この世がもともと退屈という材料で創られているせいなのだ。情熱的な革命の後には、くだらぬ独裁者が現れる。常世というものは、そういうことになっているのだよ。つまり、大きな事件を解決した後には、退屈極まりない時間が待っているということだ。それはわかっている。わたしはただ、そのことに耐えられないだけなのだ」

 

 「あの人、優しい人だったのよねぇ。今日だってわたしを助けてくれたのだし。子供のころは美しい顔にばかり気をとられて、近づけなくて、だからわからなかったの。それがわかったのは、大人になったからかしら。だとしたら、時が経ってやがて大人になるのも、悪いことばかりじゃないわねぇ。このままずっとこどもでいたいと、あのころは思っていたけれど」

 

 まあ、とにかくこのシリーズは武田日向先生の挿絵が素晴らしいですよね。

今作では一弥のお姉さんのお話が出てくるのが貴重かも。