【コミック版】荒野に獣 慟哭す 1

きょうびの若え者は、恐いものを知らねえからなァ。

危険を察知する本能が退化してるんだよなァ。

観念ばかり肥大して、皮膚感覚を養ってねえからよ。

「勇気があれば何でもできる」

「自分を信じろ」

自分の機能も性能も把握できねえ若者に、ここちのいい精神論ばかり無責任に吹き込む風潮は罪深いよな。

「なんとかなる」と思い込んで、戦場に足を踏み入れちまう奴も出てくる。

若えの、大人をなめんなよ。

 イスラム国に志願しちゃう日本の若者に聞かせたい言葉ですね。

 焦ることは何の役にも立たない。

後悔はなお役に立たない。

前者はあやまちを増し、後者は新たな後悔を生む。

 

 夢も希望もなくても・・人は前に進むしかない。それが人間というものだ。

たとえ目の前に広がる風景が果てしない荒野でも、

人は自分の道を探し、なけりゃ造って歩み続けにゃあならん。

有史以来、人間とはそういうものだ。

 

 夢枕獏原作の小説を10年かけて完全に漫画化した作品らしい。

作中に普通に夢枕獏先生が出てくるんだけど、原作小説もそうなのかな?

ギャグセンスが独特なので好みが分かれる漫画家さんらしいけど、絵の迫力は素晴らしいです。