SHI-NO-シノ-空色の未来図

「ねぇ。志乃ちゃん。なかった事にして良い過去なんて、ないよね」

「分からない。望むのならそれを選ぶ権利は存在しているのかもしれない」

「そっか。うん、だったら僕はやっぱり、なかった事になんてしたくないよ」

「そう思うのなら、そのようにすれば良い」

 志乃は少し言葉を溜め、そして言った。

「・・・・・・私は、貴方の味方だから」

 

 「過去に耽溺する人は多く居ます。それは辛く苦しい記憶であったとしても、多くの場合過去の回想は優しく甘いものとなりますから。不幸は麻薬です。誰もがそれに酔う事になります。もちろん、それは悪い事ではありません。それでも構わないんですよ。そこで生きたい人は、そこで生きていけば良いんです」

 

SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫)

SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫)

 

 小学生の少女と大学生の主人公の半同棲探偵シリーズもクライマックス直前に。

お正月に九州の実家に帰省した主人公は、高校時代好きだった予知能力を持つ同級生に関する事件に巻き込まれるのだがーー。

作中に出てくる女性が16歳で元ヤンの20歳の男性と結婚して妊娠三か月という描写だけ見ると、まるでケータイ小説みたいでした。

ケータイ小説みたいな設定に超能力と探偵物が融合して一つのストーリーになっているのが、このシリーズの最大の特徴なんじゃないかなと思います。

あと、ロリコン

 

 

SHI‐NO―天使と悪魔 - かいすた読書ログ