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ラジオガール・ウィズ・ジャミング

「・・・・・・あたしなんかが言うのも、どうかと思うんだけどねぇ。あたしらくらいの歳になると、その人が『これからやること』じゃなくて、その人が『これまでやってきたこと』の方を大事に見ちゃうようになるよね。--あんたや大佐さんたち、ここの陸軍さんがさ、『今まで積み重ねてきたもの』ってのは・・・・・・疑うことじゃないと思うんだよ。たとえ、この先、あんたたちが何かするとしても、さ。信じられるだけのものだと、あたしは思うね」

 

ラジオガール・ウィズ・ジャミング (電撃文庫 (1288))

ラジオガール・ウィズ・ジャミング (電撃文庫 (1288))

 

 『・・・・・・なぁ。きみは、孤独に負ける、とはどういうことを差すと思う?』

「なんだよ、それ」

『年寄りの、与太話さ。 ・・・・・・私はね、こう思うんだ。例えば、孤独の辛さに耐えられず、他人との繋がりを持とうとあがくこと、自分を偽り、他人に笑われ、後ろ指を指されながらも他人と手を繋ごうと努力すること、私は、そうした人間は、孤独に負けたのだとは思わない。むしろ、戦い続けているんだ。 ・・・・・・本当に、孤独に負ける、というのはね。孤独な自分をあるがままに受け入れ、ひとりで存在することを選択することだと思う。それは、孤独への敗北であり、服従だ』

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とある情報統制されている軍事国家で、密かに海賊放送を行っている男女二人組。

当然、軍部からはお尋ね者として追われることになるがーー。

 

今年読んだラノベの中では一番面白かったかもしれない。

しかし、残念ながらこの一作で編集との仲が悪くなり作家業も廃業してしまったみたい・・・。

作者のプロフィール見ると高校中退で暴走族経験もあったみたいで、かつてあったブログには、

1:兄が騙されて300万強の借金を背負い、家がそれを肩代わりした。 

2:友人が怪しい奴に騙されて借金を背負い、数ヶ月ほど身柄をさらわれていた。
3:一時期、鬱病が悪化して言葉が喋れなくなりかけたことがあった。

など書いてありメンタル的にも安定していなかったみたい。

継続してラノベ作家やれていれば売れっ子になれたかもしれないポテンシャルはあるだけに色々もったいなかったな・・・。