アンダカの怪造学III デンジャラス・アイ

「馬鹿じゃないの・・・・・・遊くん。みんなと仲良くできるわけがないんだよ。みんながみんなを好きで、幸せで平和で、そんなの壊れてる、狂ってるだけだよ。現実には嫌な、憎い相手もいるんだ。仲良くなんてできない。仲良くできるわけがない・・・・・・!」

(中略)

「みんなを殺してやるっていうのと、みんなと仲良くしてやりたいっていうのと、どっちのほうが狂ってる?」

 

 「私は戦士だ。ここで戦わずして何が戦士ーー正義の味方か。私は未熟。これから何度でも負けるだろう。しかしーー心は絶対に折らない。私は、私の信じる正義をひたすらに実行するのみ。力及ばず敗れることがあろうとも、何度でも蘇って最後には勝利する!」

(中略)

「それが舞さんのーー怪造学なんだね」

「怪造学ではない! ただの生き様だ!」

 

アンダカの怪造学(3) デンジャラス・アイ (角川スニーカー文庫)
 

 「感謝されたくて、あちきは伊依のそばにいたんじゃないわ」

「わかってる。それが〝友達〟なんだよね」

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 「人間と怪造生物が仲良く暮らせる世界ーーそれを実現するのは、とても大変だと思うよ。でもそれは、現界と虚界を完全に断ち切るのと同じくらいの大変さだよ。どちらも不可能に近い、難しいことなんだよ。だからこそ、あたしは仲良くするほうを選びたいと思う。同じ難しさなら、手をとりあって生きていくほうがずっといい」

(中略)

「そんな世界のためならーーこの命だって迷わず捨てるよ!」

「・・・・・・狂ってる」

(中略)

「みんなと仲良くしたいっていうのと、みんな消えてしまえっていうのと、どっちが狂ってるっていうんだ!」

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 かつて世界を憎んでいた少女はいつしか世界を愛する少女になっていました。

かつて世界を愛していた少年はいつしか世界を憎む少年になっていました。

ふたりの少年と少女が再び出会った時、ふたりの信じる信念をかけてぶつかり合う。

これも、さっきのクロスレガリアと同じくラノベの定番幼馴染同士の戦いを描いた物語だったんだな。

 

アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス - かいすた読書ログ

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