サマー・ランサー

「やめちゃいなよ。そんなの」

 羽山は言う。

「逃げる勇気も大事だよ。人間若いとき苦しむと将来立派になれるらしいけどさ、この青春をキラキラに生きなくてどうするんだよ。おっさんになってからブリリアントでもしょうがないじゃないか」

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  秋水、とは曇りなく研ぎ澄まされた刀のことを表す。

 元来は秋の頃合いの澄んだ水にたとえ、心清らかなこと、曇りなきことの比喩として使われてきた。その綺麗な字面は、殺すための武器を喩える言葉にしては、あまりに美しすぎると思う。

 

 架空の競技槍道をやる高校生を描いた青春ストーリー。

作者は「バガボンド」の胤舜対宮本武蔵の対決を読んで、槍道という架空の競技を使った小説を書くことを思いついたんだろうな。

スラムダンク」から「黒子のバスケ」が生まれたように、

バガボンド」から「サマー・ランサー」というラノベが生まれたと考えると井上雄彦先生の影響は偉大だなと思う。

 

 

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