異端児たちの放課後

「どうしてなのかしらね。俗界から落ちてきた異界難民は、まっさきに黒色火薬をつくろうとするの。錬金学の初歩も知らないくせに」サータがにやりと笑う。「そんなに花火を見たいのかしら?」

(中略)

「伝統みたいなものだからね。ファンタジー世界にいって近代兵器で大活躍ってのは」

 

異端児たちの放課後 (電撃文庫)

異端児たちの放課後 (電撃文庫)

 

 

「最後の講義じゃ。わしらエルフが自分たちのことをなんと呼ぶか知っとるか。自分らの世界をなんと呼ぶかを」

「エルフとエルフの国じゃないんですか」

「人間、それと地球じゃよ」夜縫は笑った。「あったりまえじゃろうが。わしらの世界に他の人間がおらんのじゃから、わざわざ別の単語をひねくりだす必要はない。人間ということばの意味はな、『自分が自分であることを誇りに思う』そういう意味じゃ。やりすぎるとあのナチみたいになるがな」

「ぼくもいつか人間になれるでしょうか」

「もう、なっておる」

 

 小さい頃から、自分がマイノリティであるという意識を負い目として持ち続けながら生活している人に、読んでほしいなと思いました。

 

小説が量産され溢れかえる世の中で、小説を読みすぎた私たちは、最早物語を普通のレンズに映して見るだけでは飽き足らなくなっているわけですが、そこで加えられたひねりが、キョン文体であり、SAOにおけるバーチャル世界であることをことあるごとに強調する描写であり、この作品の、「人外の感覚を通して見た世界」という描写であるのだと思います。
人間の傲慢への執拗な恨み辛みといい、人外の感覚受容の描写の妙なリアリティといい、作者の人は本当に、人間に擬態したヒュドラーなのでは? なんて思わせたら小説として勝ちですよね。

 Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 異端児たちの放課後 (電撃文庫)

 実に面白かった。素晴らしい それ以外の賛辞は思いつかないな

 

最高に面白い。

 

面白かった!「古き良きスペースオペラ」のテイストで、異種族とか魔法少女とか第3帝国をごった煮にして学園モノに落とし込んだ快作(怪作)。

 

すごかった。この一言に尽きる

異端児たちの放課後 (文庫) 感想 形代小祈 - 読書メーター

新人が書きたいものを全て詰め込んだ闇鍋みたいなラノベ。

好き嫌いがはっきり分かれそう。

グロ描写は同じ電撃文庫

ダブルブリッド

 に通じるものがある。