烙印の紋章〈6〉いにしえの宮に竜はめざめる

「家畜のごとく扱われ、命じられたままに誰とでも戦う、それが剣闘士だ」

 (中略)

「民を楽しませるためとあれば、実の親であろうと、兄弟だろうと、血をわけた息子であろうと、剣を取って殺しあいをしなければならない。それがおれたち剣闘士。だから幻などに惑わされない。だからおれたちは悪夢を見ない。実際、生きていた日々そのものが悪夢のようだったのだから」 

  

 

だが、こうして混沌のただなかにある場所においては、血族もまた光であった。民や兵たちが同じ場所を見つめ、同じ目的を胸に抱くためには、その指針を光として指し示す指導者が必要なのであり、そして時に血筋はなによりもーー才能や、後世語り継がれるほどのすばらしい言葉や、その人物があらわしてきた偉大さの数々よりもーー雄弁な説得力を持つことがある。血筋とは歴史そのものであり、才能も、名言も、偉大さも、そのすべてを含んでいるからだ。 

 Amazon.co.jp: 烙印の紋章〈6〉いにしえの宮に竜はめざめる (電撃文庫 す 3-20): 杉原 智則, 3: 本

 しかしクライマックスは痺れたなぁ。毎回なんだけど終盤の盛り上がりはやっぱり凄い。しかもそれが100Pくらい続くんだから。とくにオルバがエスメナに「俺が○○だ!」なんて告白するシーンにはもう興奮しまくり。鼻血出たよほんとに。

烙印の紋章〈6〉いにしえの宮に竜はめざめる (文庫) 感想 杉原 智則 - 読書メーター

 終盤、大盛り上がりの展開ではちょっと恥ずかしくなるくらいの英雄譚振り。王道をきちんと書ききってくれると気持ちがいい。素晴らしかった!

 【レビュー】烙印の紋章 6巻 いにしえの宮に竜はめざめる - 「ブックラヴァーズ」のススメ! - Yahoo!ブログ

 まさしくキーとなったのは人を突き動かす力でしたね。本当に最初から最後まで盛り上がりっぱなしで、ページをまくる手が止まりませんでしたよ。