犬狼伝説 下―KERBEROS PANZER COP a Rev

〈組織された暴力は〉決して自ら意思を持ってはならない。

この国のささやかな歴史はそう教えているし、少なくとも戦後に生を受けた我々は、そう躾けられてきた。

その事自体を疑う事はできるにせよ、しかし最後に我々の行動を決定するのは、結局のところ体内を流れる〈血〉に他ならない。

(ある種の獣がそうであるように)我々にとっての決断とは、考えることではなく、身体に繰り返し教え込まれてきた、それであり、その過程を否定する事は、我々自身の存在を否定することに等しい・・・・・・。

では誰が我々の意思となるべきなのか?

国家・人民・イデオロギー・・・・・・。

だが〈正義〉が常に誰かの正義であり、その執行によって常に血が流されるものなら、我々が求める〈主人〉もまた、そんな抽象的なものである訳がないし、あってはならない。

求めて得られるものなら求めもしますが、出会う事でしか得られぬもの。

出会った、その時に〈血〉がそれと教えてくれるものこそ、我々の求めるものなら。

・・・待つだけです。

 

犬狼伝説 下―KERBEROS PANZER COP a Rev (歴史群像コミックス)

犬狼伝説 下―KERBEROS PANZER COP a Rev (歴史群像コミックス)

 

 
STRAY DOG : KERBEROS PANZER COP in みやがせ ...